A-1 を買った! :

2002年5月13日

A−1の標準フォーカシングスクリーン「スプリットマイクロ」は、F5.6より暗いレンズでは半分が影になってしまってピント合わせが極めて難しいです。そこでA−1「萌え萌え」なページ(^^)の情報によると、ニコンFM3A用のスクリーンが小改造で付くようです。改造としては初歩の部類に入るようなので、早速トライする事にしました。念のためですが、改造は自己責任で行いましょう。

 

3 - スクリーンの購入

FM3A用のフォーカシングスクリーンは、ちょっと大きめなカメラ屋さんで売ってます。さすが現役、入手は容易です。(^^)
気になるお値段は...2,400円+消費税でした。

 

4 - 標準スクリーンの取り外し

いよいよA-1の分解の始まりです。と言っても、たいした作業ではありません。精密ドライバとピンセットさえあればOKです。マウント内側のネジをはずします。赤い矢印のネジです。ネジは固着している場合があるので、ドライバには「押し7割、回し3割」の鉄則通りにチカラをかけましょう。(^^)
ネジをはずすと、スクリーンの押さえ金具がマウント中心方向にスライドして抜けます。最初はここも固着しているかも知れないので、ネジ山をつぶさないようにして引き抜きます。この写真で、青い矢印が押さえ金具、緑の矢印がスクリーンのフレーム、赤い矢印が標準スクリーンです。これが取り外した標準スクリーンです。意外と角が丸まってます。ということは、外周部はあまり光学系には関係ないのかも知れません。こっちは、FM3A用の交換スクリーン(TYPE K3)です。A−1標準スクリーンと同じスプリットマイクロですが、このスクリーンはピントの山をつかみ易く、F5.6以上の暗いレンズでもスプリットが影りにくいというものです。
2つのスクリーンを並べてみました。FM3A用のものには、小さな出っ張りがあります。これをニッパとヤスリで慎重に削ります。この後にも削る作業がありますが、フォーカス面は微小な凹凸でできてます。爪などでもカンタンに傷つくので、扱いはくれぐれも慎重に行いましょう。出っ張りを削った後、サイズを測ります。短辺は同じようですが、長辺はA−1の方が少し小さいようです。これを、同じサイズになるまで削ります。ここは短気をおこさずに、慎重に少しずつ削りましょう。ホントは左右の両方を均等に削ればいいのですが、0.6ミリくらいですから大勢に影響はないと思い、片側だけ削りました。(^^;

 

5 - 組み込み

サイズ合わせが終わったら、後は取り外し時と逆の手順で組み込みます。この時も慎重に、スクリーンを傷つけないように挿入します。

 

6 - 露出計測

さてさて、スクリーン交換前と露出を比べてみます。かなりアバウトな方法ですが、部屋の照明で計ったTTL値を1/500で記録しておきました。だいたいF9.5からF11くらいまでだったのですが、交換後は最大でもF9.5です。うーん、半絞りくらいプラス側に影響が出ているのでしょうか。でもすごい見易いです。写真では半分影になって見えますが、これは分かり易いようにかなり中心をズラして撮影してます。これで、F8レフレックスでもピント合わせはバッチリできるようになりました。(^o^)

 

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